クライアント確認書を制作前に作る理由|認識ズレを防ぐドキュメント術
こんにちは!
今日は「クライアント確認書を制作前に作る理由」について、現場で実際に起きた失敗談を交えながら解説します。
なぜ制作前の確認書が必要なのか
僕も最初の頃、この重要性に気づくまでめっちゃ時間がかかりました。
営業からプロジェクトを引き継ぐ際、「打ち合わせしたから大丈夫」と思い込んで、いきなり制作に入ってしまったんです。
1週間後、クライアントからレビューが返ってきた時点で「あ、これ違う方向性やん」って気づきました。
デザインやコーディングをやり直すはめになって、スケジュールは遅れるし、チーム全体に迷惑かけるし…ほんま大変でした。
その時から僕が学んだのは「打ち合わせで合意したつもりでも、書面に残していないと認識がズレている」という現場あるあるです。
クライアント確認書というのは、簡単に言えば「このプロジェクトはこうやって進めます、このような成果物を納品します」という約束を、制作開始前に文書化しておくものです。
これがあるとないかで、後々のトラブルがめっちゃ減ります。
特に以下のような場面で活躍します。
- クライアント側の窓口が変わってしまった時
- プロジェクト途中でスコープが曖昧になってきた時
- 「こんなの聞いてない」という話が出た時
- 追加業務を依頼されて、対応範囲の判断に迷う時
この確認書があれば「いや、最初はこれで合意してましたよね」という会話が成立するんです。
クライアント確認書に入れるべき項目
ここからは、実際に現場で使えるリアルな内容をお話しします。
確認書に入れるべき項目は、大きく分けて3つのカテゴリーに分かれます。
1. プロジェクト基本情報
これは基本中の基本ですが、意外と曖昧なままになりやすい部分です。
- プロジェクト名・案件コード
- クライアント名・担当者名・連絡先
- 制作期間(開始日・納期)
- プロジェクト総額・支払い条件
- 主な目的・背景(「なぜこのサイトを作るのか」)
特に「主な目的」の部分は重要です。
「新規顧客獲得用のランディングページ」なのか「既存顧客向けの情報サイト」なのかで、デザインやコンテンツの方向性がめっちゃ変わってくるんですよ。
2. 成果物の詳細
ここが一番トラブルになりやすい項目です。
「Webサイト制作」って言葉は便利な反面、すごく曖昧なんです。
- ページ数・ページ構成(トップページ、下層ページ何ページなど)
- デバイス対応(PC、タブレット、スマートフォンなど)
- 使用するCMS・技術スタック
- 実装する機能(お問い合わせフォーム、検索機能、スライダーなど)
- 納品形式(HTMLファイル、WordPress、他システムなど)
- ドメイン・サーバーの手配は誰が担当するのか
僕が見てきた失敗談で多いのが「スマートフォン対応は含まれていると思ってた」というやつです。
クライアントは「Webサイト作ります」という説明から勝手に全デバイス対応だと想像してしまうんですよ。
だからこそ、このリストを確認書に明記することが大切です。
3. 対応範囲と除外事項
ここも重要です。
「うちが何をして、何をしないのか」を明確にしておかないと、後からめっちゃ揉めます。
- 含まれるもの:デザイン、コーディング、画像編集、SEO基本設定など
- 含まれないもの:SEOコンサルティング、ライティング代行、保守費用など
- 修正回数の上限(初稿から修正2回までなど)
- 納品後の保守・運用サポートの有無と費用
- コンテンツ(テキスト・画像)の用意責任はどちらか
特に「修正回数」の部分は見落としやすいです。
つい「何度でも対応します」って言ってしまいがちですが、現場ではそれが納期遅延につながります。
確認書を活用して認識ズレを防ぐコツ
単に確認書を作るだけじゃなくて、その活用方法が大事なんです。
書いたら必ずクライアントにサインをもらう
これが一番大事です。
「確認書の案を送りました」で終わらず、クライアントから「了承しました」という返信をもらう。
できれば紙にプリントしてサインをもらうか、メールで「この内容で了承します」と明示的に返信してもらうといいですよ。
こうすることで「双方が同じ認識でプロジェクトをスタートしている」という証拠が残ります。
キックオフミーティングで一緒に読み合わせをする
僕がおすすめするのは、確認書をメールで送るだけじゃなく、キックオフミーティングで一緒に読む時間を作ることです。
その場で「何か違う点ありませんか?」って聞くんです。
メールだと見落とすこともありますけど、対面(またはオンライン会議)で確認すると、クライアント側の「あ、ちょっと違うんだけど…」という小さなモヤモヤを引き出せます。
進行中に「こんな感じで大丈夫ですか」と確認を取る
確認書は制作前の約束ですが、実際に進めていく中で「やっぱりちょっと変わってきた」という話も出ます。
その時は確認書を参照しながら「これは最初の合意から逸脱してますね」という会話ができるわけです。
そうすることで、追加対応が必要ならちゃんと追加費用を提案できるし、範囲内の対応なら堂々と進められるんです。
テンプレートは Google Docs や Notion で管理する
毎回ゼロから書くのは非効率ですから、テンプレートを用意しておくといいですよ。
僕たちの現場では Google Docs で確認書テンプレートを作って、案件ごとにコピーして使ってます。
こうしておくと、新しい案件が入った時にすぐに対応できるし、過去の案件との比較もしやすいんです。