「その技術、本当に必要ですか?」案件を通じた技術選定の判断軸|現場で使える実践テクニック

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クリオ
Web制作ディレクター / フロントエンジニア

こんにちは!

今日は「『その技術、本当に必要ですか?』案件を通じた技術選定の判断軸」についてお話しします。

僕が陥った「技術トレンドの罠」

正直に告白します。
僕も5年目くらいの時期に、めっちゃ技術トレンドに振り回されてました。
当時はReactがめっちゃ流行ってて、「とりあえずReactで作ろう」みたいな思考をしてたんです。

その時の案件は、月1回ページを更新するような、小規模なコンテンツサイトでした。
正直に言うと、HTMLとjQueryで十分だったんですよ。
でも「スキルアップのためにReactを使おう」って勝手に判断して導入したんです。

結果はどうなったか?
プロジェクトは複雑化し、ビルド環境の構築にめっちゃ時間がかかり、後任の人も習得に苦労しました。
クライアント的には何のメリットもなし。
保守性は落ちるし、チームの生産性も下がったと思います。

その時、先輩ディレクターに言われたひと言が忘れられません。
「クリオ、スキルアップと案件の要件は別で考えろ」って。
ほんま、これなんです。

案件の特性で技術を選ぶ思考法

では、どうやって技術を選ぶのか。
僕は今、3つの軸で判断するようにしてます。

軸1:案件の規模と複雑さ

小規模なサイトなのに大規模フレームワークは不要です。
逆に、大規模なSPAを作るならReactやVue.jsの検討は必須。
以下のように整理すると判断しやすいですよ。

  • ページが10以下、更新頻度が低い:HTML/CSS/JavaScriptの基本系
  • ページが20~50、データベースを使う:WordPressや軽量フレームワーク
  • ページが50以上、または複雑な状態管理が必要:フロントエンドフレームワークの検討

軸2:チームのスキルレベル

ここが重要。
めっちゃよくあるのが「最新技術を導入したけど、チームが使いこなせない」って状況。

僕が後輩を指導する際は、こう伝えています。
「その技術、チームの平均スキルより1段階上くらいが目安」と。
平均スキルより3段階上の技術を導入すると、みんなが疲弊します。

例えば、チームがjQueryレベルなら、いきなりReact + TypeScriptは難しい。
その場合は、シンプルなVue.jsから始めるとか、ReactでもJavaScriptに留めるとか、段階的に進めるほうが良いですよ。

軸3:メンテナンスと継続性

案件が終わったら終わりじゃないんです。
保守や改修が発生する可能性は常にあります。

その時に、「あの技術、今のチームで担当できる人がいない」ってなると、大変なことになります。
僕も経験があるんですが、特殊な技術で作られたサイトの改修依頼がきて、その技術を知ってる人が退職済みだったことがあります。
もう、ほんまに困ったんですよ。

だから、「今作るなら、2年後のチームでも対応できるか」を考えるといいですよ。

現場あるある:チームの技術レベルとのズレ

案件で技術を選ぶときに、本人は「スキルアップ」と「案件の要件」をセットで考えてることが多いんです。

でも、ディレクターとしての僕の立場からすると、優先順位は逆。

  1. 案件の要件を満たす技術選定を最優先
  2. その中で、チームがちょっと背伸びできる技術を選ぶ
  3. スキルアップは、学習時間や研修を別途設定する

つまり、スキルアップを目的に案件を選ぶんじゃなくて、案件を選んだ後に「この案件でチームが何を学べるか」を考えるイメージです。

「Next.jsを学びたいから、Next.jsの案件を取ろう」じゃなくて、「Next.jsが本当に必要な案件を見つけたら、その過程でチームがNext.jsを学べる」くらいの気持ちでいるといいですよ。

長期キャリアを視野に入れた技術選定

最後に、キャリア形成の視点から考えてみます。

僕が後輩に伝えるのは、こんなイメージです。
「今の案件の技術選定は、3年後のあなたの市場価値に影響する」と。

例えば、ずっとjQueryだけで仕事をしてた人と、段階的にモダンフレームワークを経験してきた人では、5年後のキャリアが全く違います。
でも、かといって無理やり最新技術に飛びつくのもNG。
結果として、その技術を使いこなせず、自信を失うこともあります。

だから、こう考えるといいですよ。

  • 今のあなたのスキルレベル:JavaScriptの基本まで
  • 3年後のあなたのスキルレベル:モダンフレームワークの実践運用まで
  • そのために、今選ぶべき案件・技術:Vue.jsの小~中規模案件

こんな風に「現在地」から「3年後の目標」へのパスを引いて、そこに合った案件・技術を選ぶんです。
ほんま、これが長期的には最強のスキルアップ戦略だと思います。

まとめ

技術選定の判断軸、整理します。

  • 案件の要件が最優先:スキルアップを目的に技術を選ばない
  • チームスキルとのバランス:平均より1段階上くらいが目安
  • 保守性と継続性:2年後のチームでも対応できるか考える
  • キャリアの長期戦略:現在地から3年後への道筋を意識する

新しい技術って、本当に魅力的に見えるんですよ。
特に若いエンジニア時代は「あの技術、覚