「今やらない」という判断が、プロジェクトを救う|現場で使える実践テクニック
こんにちは!
今日は「『今やらない』という判断が、プロジェクトを救う」というテーマで解説します。
『やることリスト』の罠に気づく
僕も昔、クライアントから「この機能も追加できますか?」って聞かれて、「あ、これめっちゃ簡単に実装できますよ」ってついつい言っちゃったんです。
その時は技術的には本当に簡単だったんですよ。
でも、その一言が、後々のプロジェクトをえらいことにしちゃった経験があります。
Web制作の現場でよく見るのは、「できる」と「やるべき」をごっちゃにしてしまうパターンなんです。
クライアントも僕たち制作者も、つい「あ、この機能も入れたらもっといいかな」とか「これもついでにやっちゃおう」って思ってしまうんです。
その気持ち、めっちゃよく分かります。
でも、ほんま大事なのは『今このプロジェクトで本当に必要な機能は何か』という視点なんです。
すべてのアイデアが『今』実装されるべきものではありません。
その優先順位をつける時に、『今やらない』という判断が、実はめっちゃ強い武器になるんです。
「できるから」と「やるべき」は違う判断軸
判断力を高める時に、重要なのは判断軸を明確にすることです。
『できるか』と『やるべきか』は、全く別の質問なんですよ。
例えば、こんなシーン。
クライアントとの打ち合わせで「商品一覧ページに、動的なフィルター機能を付けたい」という要望が出たとします。
- 技術的にはできるか?→できます
- 実装難度は高いか?→中程度です
- でも、プロジェクト予算の中でやるべきか?→ここが重要
- ユーザーはほんまにこの機能を必要としているか?→要確認です
- 納期を守りながら実装できるか?→難しいかもしれません
こうやって見ると、『できる』だけじゃなくて、『やるべき』かどうかで判断するべきだってわかりますよね。
僕が現場で学んだのは、クライアントは『できる』という話を聞くと、ついそれをやってほしくなっちゃうんです。
だからディレクターの僕たちは「『できます』と『今このプロジェクトに必要です』は違う判断です」って、ちゃんと説明する責任があるんです。
これが『今やらない』という判断を下すための、めっちゃ大事なステップなんです。
現場で『今やらない』と言える勇気
正直に言うと、『今やりません』って判断を伝えるのは、最初は勇気がいります。
クライアントを満足させたい気持ちもあるし、「え、できるのにやらないの?」って思われるんじゃないか、って心配になったりもします。
でも、現場経験を重ねると気づくのは、『今やらない』という判断の方が、むしろクライアントに評価されるってことなんです。
なぜなら、『今やらない』という決断は、実は以下の3つを同時に提示してるからなんです。
- 納期の確実性:スコープを絞ることで、予定通りのリリースができる
- 品質の信頼:無理な実装をしないから、バグや不具合が減る
- 本当の優先順位:『今ほんまに必要な機能は何か』という目利きを示せる
僕が現場で使うのは、こんな伝え方です。
「この機能、確かにできますよ。
でも今のスコープでこれを入れると、他の重要な機能の品質に影響が出る可能性があります。
だから、このプロジェクトではひとまず見送って、フェーズ2として別で検討させていただくのはいかがでしょう」みたいな感じです。
ポイントは『できない』じゃなくて『優先順位として今はやらない』という理由を、ちゃんと説明することなんです。
そうするとクライアントも納得してくれることが多いですよ。
実は、この判断を積み重ねることで、プロジェクトは格段にうまくいくようになります。
無駄な機能がなくなるから、実装期間は短くなるし、納期も守れるし、バグだって減るんです。
結果的に、それがクライアント満足度にもつながるんですよ。
もう一つ大事なのは、『今やらない』と決めたことは、ちゃんと記録しておくということです。
プロジェクト終了後に「あ、あの機能どうなった?」って聞かれるかもしれませんからね。
「これはフェーズ2の候補として保留中です」みたいに、ちゃんと整理しておくと、クライアントとの信頼関係もめっちゃ良くなります。
まとめ
判断力を発揮する時に、「『できる』から『やる』」という一直線の道筋じゃなくて、その間に「『やるべきか』という評価軸」を挟む。
これが、プロジェクトを成功させる秘訣なんです。
『今やらない』という判断は、決して逃げや妥協じゃありません。
むしろ、本当に大事なものを見極める力、プロジェクトを守る判断、クライアントとの信頼を作る勇気なんです。
初心者の皆さんも、最初は「あ、これもできます」って言いたくなると思います。
でもね、その『できます』の次に「本当に『今』必要ですか?」という質問を自分に投げかけてみてください。
そうすることで、ほんまに意味のある判断ができるようになっていきますよ。
Web制作で困ったことがあったら、またこのブログを覗いてくださいね!
― クリオ