「完璧を目指す罠」機能を削る勇気が、プロジェクトを救う|現場で使える実践テクニック

「完璧を目指す罠」機能を削る勇気が、プロジェクトを救う|現場で使える実践テクニック
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クリオ
Web制作ディレクター / フロントエンジニア

こんにちは!

今日は「機能を削る勇気」について解説します。
これ、めっちゃ大事なのに、初心者はもちろん経験者でも苦手な人が多いんですよ。
僕も昔は「機能は多いほうがいい」って思ってました。でも現場で何度も失敗してからは、考え方が変わりました。

完璧を目指すと締め切りが守れない理由

僕が駆け出しエンジニアの頃、あるプロジェクトで大失敗しました。
クライアントから「ユーザー登録機能」の依頼をもらったんですが、僕は「せっかくだから」ってことで、メール確認機能、プロフィール画像アップロード、SNS連携、ウェルカムメール送信…みたいにどんどん追加していったんです。
気がついたら予定の2倍の期間がかかってました。ほんまにアホやと思いましたよ。

これが「完璧の罠」です。
机の上で考えてる時は「これもあったらいいな」って機能が増えるんですよ。
でも実装に入ると、1つの機能にも想定以上の時間がかかります。

  • テストに思った以上の時間がかかる
  • エッジケースの対応が増える
  • デバッグで予期しない問題が出る
  • 機能同士の連携でバグが発生する

こういったことが積み重なると、締め切りが危ぶまれます。
そして最後は「品質を落とす」か「納期を遅れる」かの2択を迫られるんですよ。

「今は必要ない」を判断する3つのポイント

では、どうやって「削るべき機能」を判断するのか。
現場で使える判断基準を3つ紹介します。

1. リリース時点で「必須」か「あったらいい」か

これが最もシンプルな判断です。
「なくても、サービスは動くか?」って聞いてみてください。

例えば、SNS連携機能。
あると便利ですけど、なくても登録できるなら「あったらいい」レベルです。
一方、メール確認機能は「なきゃスパム登録が増える」なら「必須」ですね。

必須と判断したものだけ、第1版に入れるようにするといいですよ。

2. 後から追加できるか(技術的負債になるか)

「後から追加できる機能」と「後から追加が難しい機能」があります。
これも重要な判断軸です。

  • 後から追加しやすい:UI改善、新しいフォーム項目、データ表示の追加
  • 後から追加が難しい:システムのアーキテクチャ設計、データベーススキーマ、認証基盤

後者は「今、作っておかないと、後で手直しが大変」なものです。
でも前者は「リリース後、ユーザーのフィードバックを見てから追加」でも間に合います。
この判断ができると、思い切った削減が可能になるんですよ。

3. 本当にユーザーが求めてるか(推測じゃなく)

これ、ほんまに大事です。
僕たちが「あると便利だろう」って思う機能が、ユーザーは求めてないことって多いんです。

「完璧なシステムを作ってから出す」じゃなくて、「シンプルな版をリリースして、ユーザーの声を聞く」ほうが結果的に満足度が高いです。
これをMVP(Minimum Viable Product)って言ったりします。

削った機能をどう説明するか

「機能を削る」ってことは、クライアントや関係者への説明が必要になります。
ここで説明を間違うと「大事な機能を忘れてた!」みたいなトラブルになるので、気をつけてください。

おすすめの伝え方

「削る」じゃなくて「フェーズ分けする」って言い方をするといいですよ。

悪い例:
「SNS連携機能は今回は省きます」

良い例:
「Phase 1(リリース時点)ではメール登録に絞って、Phase 2で SNS連携の追加を予定しています。こうすることで、リリース時期を2週間早められます」

「削除」じゃなく「スケジュール変更」として伝えると、クライアント側も受け入れやすくなります。

優先順位リストを共有する

さらに、削った機能の優先順位リストをクライアントと共有しておくといいですよ。
「今回リリースしない機能」が可視化されてると、「あ、後でやるんだ」って安心感につながります。
そして「Phase 2では、この3つの機能を追加予定です」って言えば、クライアント側の期待値も管理できるんです。

まとめ

機能を削る勇気は、プロジェクト管理スキルの中でも、めっちゃ重要です。
完璧を目指さず、「必須機能を高品質で、予定通りリリースする」ほうが、結果的に満足度も高いし、信頼も得られます。

初心者の皆さんは特に、「機能は多いほうがいい」って思いがちですが、それは逆です。
シンプルに、必須機能に絞る。
その代わり、それらは確実に動く品質で仕上げる。
これが現場の鉄則ですよ。

そしてリリース後、ユーザーのフィードバックを聞いて、本当に必要な機能を追加していく。
この方が、推測で作るより、ずっと満足度が高いプロダクトになります。

Web制作で困ったことがあったら、またこのブログを覗いてくださいね!

― クリオ