Figmaのチーム共有設定で失敗しない方法|エンジニアがストレスなく確認できるワークフロー

Figmaのチーム共有設定で失敗しない方法|エンジニアがストレスなく確認できるワークフロー
C
クリオ
Web制作ディレクター / フロントエンジニア

こんにちは!
今日は「Figmaのチーム共有設定で失敗しない方法」について解説します。

デザインハンドオフでよくある失敗パターン

僕も最初の頃は、Figmaのファイルをエンジニアと共有する時に、いろんなトラブルが起きていたんですよ。
「このファイル、エディット権限がないんですけど…」とか「コンポーネントの定義がバラバラで、どれを参考にしたらいいか分からない」みたいな連絡をもらうことがめっちゃ多くありました。

現場でよく見るのは、こういう問題なんです:

  • ファイルの権限設定が統一されていなくて、人によってアクセス範囲が違う
  • 複数のバージョンが存在して、どれが最新か分からなくなっている
  • デザインファイル内の整理が甘くて、エンジニアが情報を探すのに時間がかかる
  • コンポーネントと実装に紐付けがされていない
  • アセットの命名規則がバラバラで、書き出したファイルの扱いが曖昧

こういった細かいことが積み重なると、デザインからの実装がスムーズにいかなくなるんですよね。
ほんま、現場あるあるです。

エンジニアが困らないFigmaの設定3つのポイント

ポイント1:権限設定を「ビューアー」と「エディター」で明確に分ける

まず大事なのが権限管理です。
むやみに全員にエディット権限を与えてはいけません。

僕がおすすめするのは:

  • デザインチーム&ディレクター:エディター権限(Can edit
  • フロントエンジニア&バックエンジニア:ビューアー権限(Can view
  • 営業やディレクター補佐:ビューアー権限(Can view

ビューアー権限でも、エンジニアが必要な情報(色コード、サイズ、余白など)は全部見えるので、実装には問題ありません。
むしろ、不用意な編集を防げるので、ファイルの整合性が保たれるんですよ。

ポイント2:ファイル構成を「本体」「アーカイブ」「テンプレート」で分ける

次に重要なのがファイルの整理です。
1つのFigmaファイルに全部詰め込むのではなく、目的別に分けるといいですよ。

具体的には:

  • 本体ファイルProduct Design - Latest(最新の本体デザイン)
  • アーカイブArchive - v1.0Archive - v2.0(過去のバージョン)
  • テンプレートDesign System Template(コンポーネント集とガイドライン)
  • 検証・試験用Sandbox - Experimental(新しい試みのテスト)

こうすると、エンジニアが「本体ファイル」を見れば良いだけになるので、混乱が減ります。
ファイル名の先頭に日付を入れるのも効果的です。例えば 2024-01-15 Product Design みたいに。

ポイント3:ページ構成とボードで「何を見るべきか」を明示する

Figmaのページ機能とボード(フレーム)を使って、エンジニアの導線を作るんです。

例えば:

  • 00_READ_MEページ:プロジェクト概要と注意事項
  • 01_Componentsページ:全てのコンポーネント一覧
  • 02_Pagesページ:実装対象のページ群
  • 03_Design Systemページ:色、タイポグラフィ、間隔ルール
  • Archiveページ:古いデザイン(過去の参考用)

00_READ_MEページには、こういった内容を書いておくといいですよ:

  • このプロジェクトの概要
  • 対応ブラウザと画面サイズ
  • コンポーネント使用上の注意
  • アニメーションやインタラクション情報
  • デザイントークン(色番号、余白単位など)
  • 制作者の連絡先

めっちゃシンプルなことに見えるかもしれませんが、これだけで「エンジニアが迷わない」状態が作られるんです。

実践的なチーム運用フロー

では、具体的にどうやってチーム全体で運用するかをお話しします。
僕の現場で実際に回っているフローです。

毎週のデザイン更新ルーチン

月曜朝:デザインファイルの「最新版」を確定する

金曜までに上がったデザイン修正を、月曜朝にまとめます。
この時、前の週のバージョンは Archive - Week12 みたいにリネームして、アーカイブページに移します。

月曜11:00:エンジニアチームに通知

Slackで「デザインファイルを更新しました」と連絡します。
その時、「このページが新しく追加されました」「このコンポーネントが変更されました」という変更内容を箇条書きで書くんです。

エンジニアがいちいちFigmaを眺めて「何が変わったんだろう」と探す手間が減るので、ほんま時間が節約できます。

週中:質問と確認

エンジニアから「このコンポーネント、タブレットサイズではどう見えるんですか」みたいな質問が来たら、Figmaのコメント機能を使って返答します。

その時のコツは @エンジニア名 でメンションして、修正内容を「確認してね」と投げるんじゃなくて「ここはこう考えています」と理由を添えることです。
そうするとエンジニアも納得して実装できるんですよ。

デザイン変更があった時の対応

もし実装中に「このボタン、もう少し大きくしようか」みたいな変更が出た場合、どうするかが大事です。

僕がやってるのは:

  1. 本体ファイルの該当コンポーネントを修正
  2. Figmaで修正内容をコメントで記録(「XXXの指摘で高さを 44px から 48px に変更」という具合に)
  3. そのコンポーネントを使ってるページ