「いらない機能」を削り切る勇気|現場で使える実践テクニック

「いらない機能」を削り切る勇気|現場で使える実践テクニック
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クリオ
Web制作ディレクター / フロントエンジニア

こんにちは!

今日は「いらない機能を削り切る勇気」について解説します。

完璧を目指すあまり、機能が肥大化する現場あるある

僕が新人の頃、ほんまにやってしまった失敗があるんです。
クライアントから「ECサイトの商品詳細ページを作ってください」と言われて、僕は張り切って、商品説明、スペック表、レビュー、関連商品、在庫状況、カラーバリエーション、サイズ比較表……あげくには、ユーザーが商品をAR体験できる機能まで追加しちゃいました。
「これだけあれば完璧やろ」って思ってたんですよ。

結果どうなったか。
ページは重くなる、開発期間は2倍、保守も複雑になる、でもユーザーが実際に使う機能は3つだけ。
現場ではこれを「機能デブ」って呼ぶんですけど、ほんま痛い失敗やったんです。

今思い返すと、僕は「ないと損」という恐れで判断してたんですよ。
「あの情報がないと、ユーザーが不満に思うかも」「この機能がなかったら競合に負けるかも」みたいなね。

「削る」という判断がめっちゃ難しい理由

なぜ機能を削るのは難しいのか。
それは「削る=何かを失う」って思い込みがあるからなんです。

実際には、機能を削ることで得られるものがめっちゃあります。

  • 開発期間の短縮
  • バグのリスク低減
  • ユーザーの迷いがなくなる(シンプルなUIになる)
  • 保守コストの削減
  • スマートフォンでの読み込み速度の向上

でもここまで説明しても、初心者のディレクターや営業さんから「でも、この機能があったら……」って声が出るんです。
気持ちはすごくよく分かります。

ほんまのところ、僕も今でも葛藤があります。
「これ削っちゃったら、後でクライアントに文句言われるんじゃないか」という恐れはあるんですよ。

でも判断を変えたきっかけがあるんです。
それは「最小限で始める」という発想です。

実際に機能を削った時の判断プロセス

2年前、ECサイトのリニューアル案件で、僕はこのアプローチを試しました。
最初の企画では機能が15個あったんです。

そこで僕は、クライアントに「最初は3ヶ月で7個の機能に絞って、その後の3ヶ月で残りを追加する」という提案をしたんです。
反発されると思ったんですけど、意外とすんなり受け入れてくれました。

結果、めっちゃ良かったんですよ。

  • 最初の3ヶ月でリリースできた
  • 実データを見てから追加機能の優先順位を決められた
  • 実際には「残りの8個は必要なかった」って判断になった

ここから学んだのは、机上の空論で判断するより、「実際の使われ方」を見てから判断する大切さです。
データがあれば、削る判断が格段に楽になるんですよ。

では、実際にどうやって削るかの判断プロセスです。
僕は毎回このステップを踏むようにしています。

  1. ユーザーの行動目的を定義する
    このサイト・アプリを使って、ユーザーは何を達成したいのか。
    ここが曖昧だと、判断ができません。
  2. 機能をその目的にマッピングする
    この機能は、その目的の達成に「必須」か「便利」か「あると良い」か。
    この3段階に分類するんです。
  3. 「あると良い」を全部削る
    ほんまはここが勇気がいるんですけど、これを徹底するんです。
    「便利」レベルもスケジュール次第で削ります。
  4. 削った理由をまとめる
    クライアントや制作チームに、なぜ削ったのかを説明できるようにしておくんです。
    これがあると、後々の判断も楽になります。

大事なのは、削ることを「負け」だと思わないことです。
削ることは「勝ち」なんですよ。
ユーザーが本当に必要なものだけを、素早く届けるっていう判断ですからね。

まとめ

判断力が問われるのって、何かを選ぶ時じゃなくて、何かを削る時だって僕は思います。
「増やす」のは簡単です。
でも「削る」には、本当の価値判断が必要なんです。

最初は戸惑うかもしれません。
クライアントに「この機能は不要です」なんて言うのは、めっちゃ緊張するんですよ。
でも、そこが差別化なんです。

ほんまの良いディレクターは、機能を足せる人じゃなくて、機能を削り切れる人なんです。
あなたもぜひ、この勇気を持ってみてください。

Web制作で困ったことがあったら、またこのブログを覗いてくださいね!

― クリオ